電車の中で暇だから、りったんの話でも・・
りったんは健聴者だけど、家庭の諸事情があって手話も達者です。
俺が住んでる区のゴミ拾いボランティアで知り合いました。
事ある毎に、色んなボランティアに誘ってくれて感謝しています。
自立心と好奇心が旺盛で、人見知りしないハキハキした子で、
どちらかというと妹とは正反対のタイプの子です。
ちっちゃくて可愛いけど、ボスなので子供扱いすると叱られます。笑
「初めて？独りで来たの？」と、後ろから声がしました。
（お客さん、こういう店は初めて？）←ﾄﾞｷｭｿ脳内翻訳
「ん？そうだよ、独りだよ。初めてだからヨロシクね」と、俺。
「誰さん？あたしは、りったん」
「アルフレッド・ノーベルだよ。ダイナマイトを発明した人だよ」
「嘘つきだー。訳分かんないよー。ねーねー、名前はぁ？」
「うるさい子だねー。○○っていうんだよ」
「じゃあ同じ班になってあげる。よろしくね」
もう友達かのように、りったんにガッツリと手をつながれました。
りったんは、尋ねてもいないのにペラペラと自己紹介を始め、
ついには手話講座まで始めやがりました。
「○○（←呼び捨てです）の名前は、手話ではこうやるんだよ」
「ああ、そうなの？」と、うわの空で返す俺。
「ねえ、英語出来る？」
話がいきなりてんで違う方向に行ったりもします。
だけど、話しながらも手早くゴミを拾って袋に入れるりったん。
「りったん、こないだ学校でね・・（略）」
りったんのマシンガントークを止められる人などいるのでしょうか？
そんなこんなで意味のない話を一日中聞かされて、
初ボランティア活動を終え、くたくたになって家に帰りました。
家に帰ってＰＣとメッセを立ち上げると、メールが届いているお知らせ。
『今日は楽しかったね！！！！！！！！
わかる？りったんだよ！！！！！！！』と、メールでも元気。
ゴミ拾い終了後、お別れの時にメアドを聞かれて教えてありました。
しかも、ご丁寧に住所や家の電話番号まで書いてありました。
『今日はありがとうね。楽しかったよ。
メールもありがとうね。びっくりマークがたくさんだね。
あと、むやみに住所や電話番号を人に教えちゃだめだよ。
○○兄ちゃんの電話番号は、090-XXXX-XXXXだよ。
○○兄ちゃんに「家の電話番号を教えた」って、
親にちゃんと教えておくようにしてね。』
そんな感じで返事を書いて送信しました。
ものの５分でメールが返ってきました。
『わかった！！！！電話するね！！！！』
同時に、携帯が鳴りました。りったんの家からでした。
「○○ー！ばーいばーい！ガチャン！・・ツーツーツー・・・」
とりあえず、登録しておきました。
りったんは、メールを返さなくても毎日のようにメールしてきます。
電話もまめにしてきて、一方的に話し、話し終えると一方的に切ります。
そんなりったんと再会したのは、手話学校との市民交流会の場でした。
メールでりったんにお誘いを受けて行きました。
そこで、りったんのご両親ともご対面しました。
「りったんの彼氏だよ」と、俺を親に紹介するりったん。
（なぬ！？）と驚く俺。
「いえいえ、勘違いなさらないでください。彼氏ではありません」
しかし、どうやら俺と結婚する話まで聞いている、とお母さん。
末永く仲良くしてやってください、と頼まれてしまいました。
《りったん第一話 完》
>>859
大丈夫ですよ。秘すべき所は、ちゃんと濁してあります。
りったんの話はまた暇な時にでも書きますが、二話で終了予定です。
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お早うございます。＞ＡＬＬ >>864氏、865氏、871氏 りったんは猛烈な毒舌家なので、まともに相手をしていると死にます。 妹はすっとろいので、格好の標的にされてしまいました。笑 困惑しつつ、何とかお姉さんぶろうとする妹が可愛いのですが・・ |
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>>873氏 何から書けばいいのか、自分でも分からなくなってきた。笑 とりあえず、温泉編、続・りったん、この２つを書き上げます。 急に私生活の方が忙しくなってきたので、なかなか書けませんが・・。 |
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>>920＠にゅる姉さん 昨日、妹がりったんと電話でしゃべってました。 小学生にまで敬語なんだな・・と、横で笑ってしまいました。 でも、妹も何だかんだで、りったんを可愛がってるみたいです。 ちなみに、今月もまだパチスロで負けてません。 |
どこかに書いてあるんですが、
妹さんの下の毛をお守りとして持っていくと
パチスロで負けることがないそうですｗ
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