ドキュソ兄氏の帰還をひたすら待ち続けるスレ

266 名前: ドキュソ兄@94 ◆DQN/H2Gc 投稿日: 02/08/16 03:26 ID:???
【終わらないキス編/8.15日記】

ベランダで雷を見物していました。
横にペタンと座った妹が、メロンをひとさじずつすくう。
俺が振り向くとスプーンを差し出して、メロンを口に入れてくれる。
そして、自分もひとさじすくってモグモグ食べる。

「もう夏が終わっちゃいます」
「だな・・」
ぽつりとつぶやいて、二人でしんみり。
そして、しばらく黙ってから・・
「こないだのお台場、すごく楽しかったです」と、明るい声で言った。
「よかったな」と返事をして、妹の頭をくしゃくしゃっと撫でた。
夜風に乗って、妹の髪の匂いがほんのりと香った。
フワフワと前髪が風に揺れている。
「うん。お兄ちゃん、あの日はありがとう・・」
あの日を思い起こしているのか、目を細めてうれしそうな顔をしている。
そんな顔をされると、何でもしてあげたくなってしまう俺だった。


「夏が終わる前に、二人で旅行したくねーか?」

(わあ、いいんですか!?)みたいな顔でクルっと俺の顔を見上げる。
返事をしなくても、クリクリとした目が『行きたいです』と言っている。
「行こ。どっか」
「はい。行きたいです」と、案の定。
車を出してもいいし、電車で行ってもいい。
宿を決めてもいいし、行き当たりばったりでもいいと思う。
大事なのは、二人で行く事。これだけ。

「どんな所に行きたい?」
「えっと・・お兄ちゃんはどんな所がいいですか?」
『田舎 温泉 宿』と、定番のキーワードを入れて検索する。
「わあ、インターネットで調べるなんてかっこいいです」
「おいおい、お前もパソコン持ってるだろが・・」
「だって、お兄ちゃんキーボード見ないで打ってるし」
「覚えりゃ簡単だよ。俺が出来るんだから、お前なら楽勝だろ」
「今度やってみます。教えてくださいね」
雑談しながら、いろんなサイトを見ていく。


「田舎の誰も知らないような所に行きたいです」
というので、とりあえずド田舎を調べていたら、こんな所を見つけた。
<http://www.e-kasochi.net/town/>
「おお、静かで良さそうな所だなー」
「でも、お兄ちゃんは虫が苦手だから慣れるの大変ですよ」
「う・・そっか」
「誰もいないような所で、ずっと一緒にいたいです・・」
と、しおらしくて可愛い事を言う。
(ああ、こいつは本当に俺を好いてくれてるんだなー)と思った。
「おいで」と言って妹を引き寄せ、横抱きにひざの上へ座らせた。
「わあ・・ドキドキして死んじゃいそうです・・」と、
妹は俺の肩に顔を埋めて抱き着く。甘い吐息が首をくすぐる。
「○○って、いつもいい匂いがする・・好きな匂いだなー、これ」
「え、わたし何もつけてないですよ?」
妹は、クンクンと自分の肩や腕の匂いを嗅いで首をかしげる。
「まじで?じゃあ、これが○○の匂いなんだな」
「変な匂いじゃないですよね?」
「ううん。いい匂い。安心する・・」
俺は妹の小さな胸に顔をうずめ、大きく深く匂いを吸い込んだ。
妹が、軽く俺を抱きしめてくれた。
ブラはつけていない。タンクトップの下の小さな胸のふくらみが、
頬にやさしく温かい。妹の細い腰に手を回し、ギュッと抱きしめた。


「お兄ちゃん・・」
妹が消え入りそうな声で、俺を呼ぶ。
「キス・・してほしいです」と、控えめにキスをせがんできた。
俺が顔を近付けると、妹は目を閉じて軽く上を向いた。
まずその両目に軽くキスをし、両方の頬、鼻の頭・・・そして、
ほんのりと薄紅をひいたようなノーメイクの唇に唇を重ねた。
妹は、ふわふわと柔らかいその唇で、俺の唇の隅々までを愛撫する。
最初は遠慮気味に、しかし俺が愛撫に応えて舌を入れると、
今度は遠慮なしに自分の情熱を込めてキスをしてくる。愛おしい。
「下に親父がいるよ・・」
「うん・・キスだけ・・ごめんなさい」
そう言いながら、ギューっと抱き着いてきて、俺の唇を吸い続ける。
もう、たまらなく可愛くて、どうしようもなくなってしまう。
「愛してるよ、○○」
小声で、妹の耳元でささやく。
「お兄ちゃんが好きで好きで、もうおかしくなりそうです・・」
「いいんだよ。ずっとその気持ちでいてほしいよ」
そういって、またキスをした。
10分、20分、30分・・キスの音、二人の吐息、PCのファンの音。
旅行の検索も忘れて、ずっとずっとキスをしていた。
「したくなっちゃうね」
「えへ・・なっちゃいますね」
その会話で、ようやくキスが終わった。


お互い顔を見合わせて、意味もなく照れ笑いする。
「ずっと・・ずっとキスしていたいね・・」と言うと。
「もうキスしたくなっちゃいました・・」と、またキスをしてくる。

結局、さっきのキスも合わせて1時間ぐらいキスをしていた。
ギュッと抱き合ったり、目を見つめ合ったり、手を握り合ったり・・
それでキスをするだけで、セックスをしなくとも充分に満足だった。
「わたし、お兄ちゃんがいればそれで幸せです・・」
「ずっとそばにいるよ」
「はい。信じてます・・」
そう言って、妹はまた最初の時のように俺の肩に顔をうずめた。
俺は背中を撫で、髪を撫で、頭にキスをした。
「旅行先、明日また調べような」
「あ、はい。時間なくなっちゃいましたね。ごめんなさい」
妹はひざから降りた。スーッとひざが涼しく感じた。
「いいよ、別に。俺もお前とキスしたいもん」
そう言って俺は立ち上がり、妹を抱き寄せてキスをした。
「わたし、キスだけで頭が真っ白になっちゃって・・」
「明日もあさっても、来年も再来年もキスしていような」
「はい。うれしいです・・お兄ちゃん大好きです・・」
「俺も好きだよ、愛してるよ」
また何度かキスをして、抱きしめ合った。
「おやすみなさい」「おやすみ」
隣の部屋同士に住んでいるのに、とても別れが惜しく思う。
最後の締めくくりのキスをして、妹は部屋から出て行った。


妹からメールが届いた。
『もうまたキスしたくなってしまいました。
 旅行が楽しみです。
 お兄ちゃん大好きです。 ○○ヨリ』

《終わらないキス編 完》

非エロですみませんでした。
最近、キス系のスレがお気に入りです。
よく「百万回の"好き"より、一回のキス」って言うじゃないですか。
あれって本当だなーと思います。キスっていいですよね。


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